ニコマス企画「何時m@s」感想
残機Fさん主催の企画「何時m@s」、終わっちゃいましたね。
めっちゃ楽しく面白い、興味深い企画だったなぁと思います。
「タイトルに”〇時”が明記された楽曲を使ったMAD」を
投稿しよう、という趣旨のタグロック企画でした。
この緩くも明瞭なレギュレーションが実に絶妙だったと思います。
「この時間帯ならこのアイドルがこうしてるイメージ」みたいな、
MAD制作者さん方それぞれの価値観や哲学の様なものが垣間見える様でした。
というかそもそも、「タイトルに特定の時間が入っている楽曲」っていうのが、
探すのも知るのもすごく楽しかったんですよね。
「意外とある」けど、「思ったよりない」って感じなんですよ。
なんかその幅もちょうどよかった感じがします。
Spotifyに「0時」「1時」「2時」.....って感じで
1時間ずつ刻んで検索して曲名を探しましたからね。
初めての経験でした。
こう、他の参加者の皆様の動画をみながら
「俺も曲探してる時その曲見つけていいなと思ってた!」
みたいなのもあったり。
なんか隣の席のあんま知らない人がイヤホン外した時に
知ってる曲が微かに聞こえてきた時の、
わざわざ「俺もその曲好き!」みたいな、
いや実際言い出したらクッソドン引かれそうだから言わないけど
内心すげー勝手にマブダチ感に浸ってる時のあれに似てますよね。
なんの話をしてたんですっけ。
というわけで、僭越ながら
いくつか抜粋して紹介させていただきたく思います。
失礼いたします!
【何時m@s】透明26時【ミリオンライブ!急周祭】
タイP さん
多色のグラデーションとオシログラフ的な波形を合成した映像は
視覚的に強めに制限をかけている訳ですけれども、
移ろう色調や楽曲の盛り上がりに同期する波形が
ミドルテンポの、すごく「焦らない」雰囲気の曲に
かっちりとマッチしているなぁと思います。
心地よく制御されてる感じの気持ちよさがあるというか。
亜美真美がまたいい。
「午前2時」だと焦りそうだけど、
この「26時」はむしろ週末とかの
心地の良いゆとりがありそうですよね。
*
06:00
【疑似m@s】よりみち三節棍 さん
春香と雪歩の取り合わせがまず好きっていうのもあるんですけど、
とにかくこの作品、全体を通して極めてデザイン性が高いんですよね。
衣装の綺麗な非対称性、赤と白の見事な美しいサイリウム、
ステージ選びもそうですけど、
とにかくすべての要素が相互に引き立たせ合ってて
非の打ちどころがなく美しい。
テンポがコロコロかわる楽曲に対して
雪歩がテンポアップに追いついていくシーンなんかも
展開に大きくメリハリを与えています。
お名前を見るに疑似m@sの畑の方なのでしょうか?
非常に鋭い観察眼というか、
つぶさに見る目を持つ方が「制御」できるS4Uを持つと
ここまで整合性を取れるって事なのかな、という感じがしました。
美しい作品!
*
何時(いつ)か
きよぽん(回P) さん
僕はなんというか回Pさんのファンとか信者とかそういう所があるのですが、
それにしてもこれはちょっと凄かったんじゃないかと思ってしまいました。
彼の動画はもう見たまんまが全てであり、
感想を下手に言語化することで印象を陳腐化させてしまうのが怖すぎるので
あんまり語れる気がしないのですが、なんとかちょっとだけ。
ほとんどモノクロに近いほど抑えた色調と
衣装はレッスンウェアどころか「Tシャツスタイル」、
そしてなんと音楽もインストなんですね。
制限をかけるにしても、
「視聴者への入力量を制御する」のではなく
「作品自体の情報出力量をそもそも抑える」という形になっていると。
そうなると一つ一つ、冴えた目で見られる訳ですけれど
その全てに対して、ほとんど「ダンスシンクロ」ひとつで
ほぼほぼ応えきっちゃうんですね。普通ではありません。
シンクロの気持ちよさはおそらくかなり原始的なもので、
リズム感を刺激される気持ちよさに似ている気がします。
とにかく真摯なシンクロがベースにあるので、
他のあらゆる要素が、もうなんか自動的に
計算された演出として浮かび上がってくるんですね。
たとえ狙ってなかったとしても、そういう風に見えてきてしまう。
バックの水平線だったり、スクリーンへの映り込みだったり。
おそろしいことです。
スタマスの主人公ともいえるこの二人の関係性になぞらえて
ひたすらに研ぎ澄まされていく世界観に
ずいずいと引き込まれて行ってしまう。
それは美しい刀身の様な力です。
すみません、これ終わりませんね。
ホントはもっと色々あれもこれも…と思ってたんですけど、
これヤバいすね。おわんない。
いったんこの辺ですみません。
*
そう、あと、何時m@sのまとめ生放送というのもやられていて
企画への投稿作品を一気見するというものだったのですが、
主催の残機Fさんが一つ一つにガンガン感想を仰ってたんですよね。
なんかめっちゃ凄かったです。
言語化がうまい、というのもそうだったんですけど
とにかく本当にいろんな角度から作品をご覧になる。
なるほど、そういう魅力があるんだ、みたいに
僕が見ても一生気付けなかったような事も
次から次へと洗い出して紹介してらして、目から鱗でした。
こんだけ頑張ったんなら、よくわかんないけど
なんかどっかの偉い感じの機関にそれなりのお金をもらうべきなんじゃないかと
思いながら拝見しておりました。ニコマスそんなんばっかですね。
あとコメントの皆様もすごく鋭くて
なんでそんなの知ってるの!?みたいな補足があったりしたのも
印象深かったです。
あとここだけの話ですが、
わたくし都合上、途中からの視聴になってしまいまして
投稿順で考えると確かすげー早い時期に投稿したはずなので
(ていうかドアタマだったそうです。そっか)、
多分最初の方で流してたんだろうな~見れなかったな~とか思ってたんですが
最後に流していただいたのでものすごく驚きました。
残機Fさんのお話も皆様のコメントも本当にあたたかく、
こんないい思いしちゃっていいのかなという感じでした。
僕なんかにはもったいない…と思いつつも
本当にすごく嬉しかったです。ありがとうございました!
ていう、そんな感じでした。
毎度のことながらちょっと長く書きすぎましたね。学べよ…。
なんならその気になればもっと話せる事ありそうなのですが、
文字ってどうしても多くなっていけません。
文章書くのって難しい。日本語難しい。
でも、とにかく素敵な企画でした。参加出来てよかったです。
皆様、お疲れさまでした!
素敵な時間をありがとうございました!
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